に夢中！IFBB PRO
元バスガイド、フィットネスインストラクターという経歴を持ち、多数のテレビ出演と現役コンテスト選手としてビキニ・スポーツモデル・フィギュアとカテゴリーを上げ国内外で活躍。
2018年にパーソナルジム「FIREGYM」を立ち上げ、2022年に大型セミパーソナルジム「Welvitz」を展開中。
2021年に※IFBBプロカードを取得。
VALXの運営するYouTubeチャンネル「山本義徳 筋トレ大学 - VALX」にて、産後からコンテスト復帰までの道のりを配信している。
※IFBBプロカードとは、国際ボディビルダーズ連盟が運営している世界最大規模の大会に出場できる資格のこと。
「育児とボディメイク」です。
最初は夫に誘われたことがきっかけでジムに通い始めました。
初めは器具の使い方もわからなかったので、何が何だかわからずトレッドミルでひたすら歩くことしかできなくて…。でもそれが悔しくて自分で調べたり実践したりして、続けていくうちに筋肉痛を体感し始めたんです。
そこから、自分の体が変化していくことが楽しくて夢中になり、2016年にはボディメイク競技を始め、どんどん競技の魅力に引き込まれていきました！気付けば、毎年大会に挑戦するくらい好きになっていましたね。
2021年には念願の「IFBB PROカード」を獲得し、翌年に第一子を出産しました。
育児に奮闘しながらも今まで頑張ってきたボディメイクは一緒に頑張りたいので、両立できるよう日々励んでいます。
完璧を求めるのではなく、70〜80点できていれば万々歳！という気持ちを常に意識し、
大切にしています。育児もボディメイクも自分にとって大切な時間ですが、いざ両立すると
なると計画通りにいかないことばかりです。当初は達成することに固執してしまい“楽しむ”という
ことを忘れていました。その時、心も体も健康でいるためには両方ともうまくこなすのではなく
「好きであるという気持ちを忘れないこと」と「今しか味わえないこの時間を大切にすること」が
重要なんだと気付きました。
原動力やモチベーションというのは特になくて...。
ボディメイク競技に関しては「必ず達成する」という強い意志があり、子育てに関しては
「我が子は自分の命に変えても守り抜く」という信念があります。自分の気持ちにまっすぐ
向き合った時に、どちらも両立するという結果になりましたね。
そうですね…「ただトレーニングをする」で終わりなのではなく、体を休ませることやケアをすることにも目を向けられる余裕ができたというのが大きな変化かなぁと思います。
今までは生き急ぐようにボディメイクに集中していましたが、子どもと過ごす穏やかな日々のおかげで「今日はいっか！」と、罪悪感なく時の流れに身を任せられる自分に出会えました。
子どもが保育園に入園するまでの間、自分の時間を作ることが最も難しかったです。 今までのように、ルーティン化した生活とは真逆で「時間ができた時にトレーニングをする」という乱れたリズムが私にはとても不安で、自信がなくなってしまった時期がありました。
もうシンプルに「ボディメイク競技が好き」という自分の気持ちで立ち直りました。
きっとこれは、何か自分の大切にしている趣味を持ちながら子育てに奮闘している人が 誰しも経験する試練なのでは、という気がしています。この辛い時期を乗り越えたからこそ、 私がなりたいと考えている強い女性像に近づくことができたのではないかなと思っています。
私のようにボディメイク競技や何かのスポーツから妊娠・出産を経て競技復帰を望む方のために、 今後も情報を発信し続けていくことです。私なりに拾い集めたヒントや答えが少しでも誰かの役に 立つことができたらとても嬉しいなと思います。そのために、今後も着飾った日常ではなく、 リアルな普段どおりの日常を届けていきたいです。
